内視鏡検査を受けた後に気を付けるべき生活習慣と注意点

院長 柏木 宏幸所属学会・資格
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 内科認定医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 一般社団法人日本病院総合診療医学会
認定病院総合診療医 - 難病指定医
- がん診療に関わる医師に対する緩和ケア 研修会 修了
- PEG・在宅医療研究会 修了証
内視鏡検査は、胃や大腸の状態を詳しく調べるための有効な検査ですが、検査後の過ごし方によっては体調を崩したり、思わぬ合併症を引き起こすことがあります。特に、ポリープ切除や組織の生検を行った場合は、出血や腹痛のリスクが高まるため、慎重なケアが必要です。適切な食事管理や運動制限、服薬管理を行うことで、検査後の回復をスムーズにし、合併症を防ぐことができます。この記事では、内視鏡検査後に気をつけるべき生活習慣や注意点について詳しく解説していきます。尚、内視鏡検査の合併症発生率は全体で0.1~0.2%,死亡率は約0.03%程度と言われているため、ほとんど心配する必要はありません。
内視鏡検査後に起こる可能性のある体の変化
内視鏡検査後、体にはいくつかの変化が起こることがあります。これらの症状の多くは一時的なものであり、通常は数時間から1日程度で改善しますが、長引く場合は注意が必要です。
①胃や腸の膨満感
内視鏡検査では、空気や炭酸ガスを入れて胃や腸を膨らませるため、検査後にお腹の張りを感じることがあります。ガスが体外へ排出されることで自然に改善しますが、水分をしっかり摂取し、軽い運動をすることで解消しやすくなります。
②軽度の喉の痛み(胃カメラの場合)
胃カメラを受けた場合、喉の麻酔の影響や、カメラ挿入時の刺激によって喉に違和感や痛みを感じることがあります。通常は数時間で改善しますが、長引く場合は炎症が起こっている可能性があるため、医師に相談しましょう。
③軽い倦怠感や眠気
鎮静剤を使用した場合、検査後にぼんやりした感じや軽い眠気が残ることがあります。この影響は個人差がありますが、当日は車の運転を避け、できるだけ安静に過ごすことが推奨されます。
④便の色が一時的に変化する(大腸内視鏡検査の場合)
大腸内視鏡検査では、腸内をきれいにするために下剤を使用します。そのため、検査直後は便の色が薄かったり、水のような状態になったりすることがあります。数回の排便後、通常の状態に戻りますが、黒色便や血便が見られた場合は医療機関に相談が必要です。
⑤軽い腹痛
大腸内視鏡検査では、腸を膨らませるためにガスを入れるため、検査後に軽い腹痛や違和感を感じることがあります。ほとんどの場合は自然に改善しますが、強い痛みが続く場合は腸に傷がついた可能性もあるため、すぐに医師に相談してください。
検査後の食事管理:いつから何を食べられるのか?
内視鏡検査後の食事は、消化器官が刺激を受けているため慎重に再開する必要があります。特に、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)や大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受けた後は、胃腸の負担を考慮した食事が重要です。
胃カメラ後の食事管理
胃カメラを受けた後は、喉の麻酔が完全に切れるまで飲食を控える必要があります。通常、1〜2時間ほどで麻酔が切れるため、それを確認してから食事を開始します。喉の違和感や軽い痛みがある場合は、無理に固形物を食べず、柔らかいものや液体から始めるのが望ましいです。また、検査中に組織の生検(細胞を採取する検査)を行った場合、胃の粘膜に小さな傷がついているため、刺激の強い食事は避ける必要があります。具体的には、香辛料を多く含む食べ物、熱すぎる飲み物や食事、酸味の強い食品などを控えるのが望ましいです。
大腸カメラ後の食事管理
大腸内視鏡検査では、検査前に腸内を完全に空にするため、大腸の働きが一時的に弱まっていることがあります。そのため、検査後すぐに普通の食事を摂ると、消化がスムーズに行われず、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。検査後1〜2時間は消化の良いものから少しずつ食べ始め、急に大量の食事を摂るのは避けることが推奨されます。
検査後に適した食べ物と避けるべき食べ物
◎食べても良いもの(胃腸に優しい食事)
- おかゆや柔らかいご飯(胃腸への負担が少なく、消化しやすい)
- うどんや素麺(脂質が少なく、胃に優しい)
- スープや味噌汁(塩分を控えめに)(水分補給ができ、消化が良い)
- 温野菜(じゃがいも、にんじん、大根など)(柔らかく調理することで消化しやすくなる)
- 白身魚や豆腐(タンパク質を摂取しつつ、消化が良い)
×避けるべきもの(胃腸を刺激する食事)
- 揚げ物や脂っこい食事(消化に時間がかかり、胃腸に負担がかかる)
- 香辛料の強い食べ物(カレー、キムチ、唐辛子を使った料理など)(胃腸を刺激し、炎症を悪化させる可能性がある)
- 炭酸飲料やアルコール(腸内のガスを増やし、腹痛を引き起こす可能性がある)
胃腸の状態に合わせて慎重に食事を再開することで、検査後の不調を防ぎ、スムーズな回復につながります。
水分補給のポイント:脱水を防ぐために適切な摂取方法とは?
内視鏡検査後は、水分補給を適切に行うことが非常に重要です。特に、大腸内視鏡検査では、事前の下剤服用によって体内の水分が大量に失われているため、積極的に水分を摂ることが推奨されます。
胃カメラ後の水分補給の注意点
胃カメラを受けた直後は、喉の麻酔が残っているため、水を飲むとむせる危険があります。したがって、麻酔が完全に切れたことを確認してから、少しずつ水を飲むことが推奨されます。冷たい飲み物は胃を刺激する可能性があるため、常温の水や白湯が適しています。また、糖分の多い飲み物(ジュース、炭酸飲料)やカフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶)は控えたほうが良いでしょう。
大腸カメラ後の水分補給のポイント
大腸内視鏡検査では、事前に大量の下剤を服用するため、体内の水分と電解質が不足しがちです。そのため、検査後の水分補給は、単なる水だけでなく、電解質を含んだ経口補水液やスポーツドリンクを適量摂取するのが理想的です。
水分補給の具体的な方法
- 検査後1〜2時間以内にコップ1杯の水を飲む(胃腸に負担をかけないよう、ゆっくり飲む)
- 数時間ごとにこまめに水分を摂取し、脱水を防ぐ
- 経口補水液や薄めたスポーツドリンクを適度に取り入れる(特に大腸カメラ後)
- アルコールやカフェイン飲料は避ける(胃や腸を刺激するため)
適切な水分補給を行うことで、脱水を防ぎながら、体調を整え、胃腸の回復をサポートできます。
飲酒と喫煙はいつからOK?注意すべき理由とリスク
飲酒の危険性
①内視鏡検査後の飲酒について
内視鏡検査を受けた後は、体に負担をかけないために一定期間、飲酒を控えることが推奨されます。特にポリープを切除した場合や生検を行った場合は、最低でも1週間は禁酒することが望ましいとされています。これは、アルコールが血管を拡張させ、出血リスクを高める可能性があるためです。
飲酒を避けるべき理由
出血リスク
アルコールを摂取すると血管が拡張し、血流が促進されることで、出血リスクが高まることが懸念されます。特に、ポリープを切除した後や生検を行った後は、腸や胃の粘膜に小さな傷ができており、アルコールの影響でそこから出血する可能性があります。
胃の炎症リスク
アルコールは胃酸の分泌を促進し、胃の粘膜を刺激して炎症を引き起こすことがあるため、胃カメラ後は特に注意が必要です。胃が荒れることで胃痛や胃もたれが起こることもあり、回復が遅れることが考えられます。
脱水の可能性
大腸内視鏡検査では、検査前に下剤を服用し、体内の水分が減少しているため、アルコールの摂取によって脱水が悪化する可能性もあります。アルコールは利尿作用があるため、飲みすぎるとさらに体内の水分が失われ、体調を崩す原因になります。
安全に飲酒を再開するための目安
- 胃カメラのみ受けた場合:24時間後から少量の飲酒なら可能。
- 大腸カメラのみ受けた場合:24〜48時間後から少量の飲酒なら可能。ただし、腸内の状態が完全に回復するまでは控えめにする。
- 大腸ポリープ切除を行った場合:最低1週間は禁酒し、医師の指示を優先する。
飲酒を再開する際は、少量から始め、体調に問題がないことを確認してから飲むようにしましょう。
喫煙の危険性
②内視鏡検査後の喫煙について
喫煙も、胃腸の回復を妨げるため、検査後はできるだけ控えるべきです。特に、胃カメラ後やポリープ切除後に喫煙すると、粘膜の修復が遅れ、炎症が長引く原因となる可能性があります。
喫煙を避けるべき理由
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、胃腸の血流が悪くなり、傷の回復が遅れる可能性があります。これにより、検査後の違和感が長引いたり、痛みが増したりすることがあります。また、喫煙は胃酸の分泌を促進し、胃の粘膜を刺激するため、胃痛や胸焼けを引き起こすリスクが高まることが知られています。さらに、胃カメラを受けた後は喉の粘膜が敏感な状態になっており、タバコの煙によって咳や喉の痛みが悪化する可能性もあります。
安全に喫煙を再開するための目安
- 胃カメラのみ受けた場合:24時間後から可能。ただし、できるだけ長く禁煙を続けることが望ましい。
- 大腸カメラのみ受けた場合:24時間後から可能。ただし、体調が回復するまで無理に吸わないほうが良い。
- 大腸ポリープ切除を行った場合:最低でも3日程度の禁煙が推奨される。切除したポリープの個数や大きさによっても異なることがあるため、医師に相談して頂くことが望ましい。
喫煙習慣がある人は、この機会に禁煙を考えてみるのもよいでしょう。
内視鏡検査後の運動や労働:負担を避けるための目安
内視鏡検査後は、胃腸が一時的に敏感になっているため、激しい運動や重労働を控えることが大切です。特に、ポリープを切除した場合は出血リスクがあるため、最低1週間は無理をしないことが推奨されます。
①検査後の運動制限の目安
・胃カメラ後の場合
→胃に負担をかけないために、当日は激しい運動を避ける。
→軽いストレッチやウォーキングは可能だが、ランニングや筋トレは翌日以降にするのが望ましい。
・大腸カメラ後の場合
→検査当日は腸を休めるために安静にし、翌日から軽い運動(ウォーキング程度)は可能。
→ランニングや筋トレなどの激しい運動は2〜3日控える。
・ポリープ切除を行った場合
→少なくとも1週間は、重いものを持つ動作や腹圧がかかる運動(筋トレ、ランニング、ヨガなど)を避ける。
→運動を再開する際は、軽いウォーキングから始め、徐々に強度を上げる。
②仕事・労働の目安
・デスクワークの場合
→胃カメラ・大腸カメラのみなら、翌日から通常勤務が可能。
→大きなポリープや複数のポリープを切除した場合は、1〜2日はできるだけ休養を取るのが望ましい。
・肉体労働の場合
→検査当日はお休みを推奨。
→ポリープ切除後は最低1週間、重労働を避けることが望ましい。
薬の服用:検査後に避けるべき薬と正しい服用方法
内視鏡検査後は、一部の薬の服用を避ける必要がある場合があります。特に、血をサラサラにする薬(抗血小板薬・抗凝固薬)や胃を刺激する薬(NSAIDsなど)は、出血リスクを高める可能性があるため注意が必要です。
検査後に避けるべき薬とその理由
抗血小板薬・抗凝固薬(バイアスピリン、ワーファリン、プラビックスなど)
これらの薬は血液をサラサラにする効果があるため、ポリープ切除や生検を行った後の出血リスクを高める可能性があります。特に、胃や大腸の粘膜にできた傷口からの出血が止まりにくくなることがあるため、医師の指示を仰いで服用の可否を確認する必要があります。
NSAIDs(ロキソニン、イブプロフェン、ボルタレンなど)
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、胃の粘膜を刺激し、炎症や出血のリスクを高めることがあります。そのため、胃カメラ後や大腸カメラ後には、できるだけ服用を避け、痛み止めが必要な場合はアセトアミノフェン(カロナールなど)を使用するのが望ましいとされています。
ステロイド薬(プレドニゾロン、デキサメタゾンなど)
ステロイド薬は、免疫抑制作用があり、粘膜の回復を遅らせる可能性があるため注意が必要です。特に、胃や腸に傷がある状態では、炎症の悪化につながる可能性があるため、服用の継続については医師に相談する必要があります。
正しい服用方法と注意点
医師の判断による服用
持病のある人は、検査後の薬の服用について必ず医師の指示を仰ぐことが重要です。特に、心臓病や脳梗塞などの持病があり、抗血小板薬や抗凝固薬を常用している人は、服用を中止すると血栓のリスクが高まる可能性があるため、自己判断で服用を中断しないようにしましょう。必要に応じて、胃を保護する薬(PPIやH2ブロッカーなど)を併用することで、胃の負担を軽減できる場合があります。
内視鏡検査後の排便トラブル:便秘・下痢が起こる原因と対策
①便秘になりやすい理由と対策
大腸内視鏡検査の後、多くの人が一時的に便秘を経験することがあります。これは、検査前に腸内を完全に空にするため、次の排便まで時間がかかることが原因です。また、水分不足や食事制限による影響も便秘を引き起こす要因となります。
便秘対策
- 十分な水分補給を行う(1日1.5〜2Lを目安にこまめに飲む)
- 消化の良い食事を意識し、食物繊維を少しずつ増やす(野菜、果物、玄米など)
- 適度な運動を取り入れる(ウォーキングなどの軽い運動が腸の動きを促進)
②下痢が続く場合の注意点
内視鏡検査後に下痢をすることもあります。これは、腸が検査によって刺激を受けたために、一時的に腸の動きが活発になっていることが原因です。通常、1〜2日で落ち着くことが多いですが、以下のような症状が見られる場合は医師に相談しましょう。
下痢を伴う注意が必要な症状
- 下痢が3日以上続く場合(長引く場合は腸の炎症の可能性がある)
- 血便が出る場合(粘膜の損傷や出血の可能性)
- 発熱や腹痛を伴う場合(感染症の可能性)
下痢が続く場合は、消化の良い食事を心がけ、腸を休めることが大切です。また、水分と電解質の補給をしっかり行い、脱水症状にならないように注意しましょう。
内視鏡検査後に感じる違和感や痛み:正常な症状と異常な症状の見分け方
正常な症状(通常は24時間以内に改善)
検査後、以下のような症状が見られることがありますが、ほとんどの場合は一時的なもので、24時間以内に改善します。
- 軽い喉の痛みや違和感(胃カメラ後)
- お腹の張りや膨満感(大腸カメラ後)
- 軽い腹痛や違和感(腸に空気を入れた影響)
異常な症状(すぐに医療機関を受診すべきもの)
以下のような症状がある場合は、消化管に問題が発生している可能性があるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。
- 強い腹痛が続く場合(腸の損傷や穿孔の可能性)
- 嘔吐を伴う場合(腸閉塞の兆候)
- 発熱が続く場合(感染症の可能性)
- 大量の血便が出る場合(出血性の合併症の可能性)
特に、ポリープ切除後にこれらの症状が現れた場合は、出血や合併症のリスクが高いため、すぐに医師に相談しましょう。
出血のリスク:内視鏡検査後に注意すべき出血の兆候
内視鏡検査では、ポリープの切除や生検(組織の採取)が行われることがあります。これらの処置を受けた場合、胃や腸の粘膜に小さな傷ができるため、出血する可能性が高まるのです。特に、大腸ポリープの切除後は、血流の多い部分に傷ができるため、数日経ってから出血することもあります。また、腹圧がかかる動作(強くいきむ、激しい運動をする、重いものを持つなど)を行うと、傷口が開いて出血することがあるため注意が必要です。さらに、血をサラサラにする薬(抗血小板薬や抗凝固薬)を服用している場合は、出血が止まりにくくなるため、特に慎重な管理が求められます。
出血の兆候と危険な症状
内視鏡検査後、少量の血が混じることは珍しくありませんが、以下のような症状が見られた場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。
①黒色便(タール状の便)が出た場合は、胃や十二指腸の上部で出血している可能性があります。これは、消化液によって血液が黒く変色したものです。
②鮮血が混じった便が出た場合は、大腸ポリープ切除後の出血が続いている可能性があります。便器の水が真っ赤になるほどの出血が見られた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
③嘔吐に血が混じる(吐血)場合は、胃や食道の粘膜が損傷している可能性があります。これは、強い嘔吐や胃酸の逆流によって起こることがあります。
④検査後24時間以上経過してからの大量出血は特に注意が必要です。これは、血管の損傷による遅発性出血の可能性があるため、すぐに病院で診察を受けるべきです。
出血を防ぐために気をつけること
●ポリープ切除後は最低1週間、アルコールや激しい運動を控えることが重要です。アルコールは血管を拡張させるため、出血のリスクを高めます。
●便秘を防ぎ、強くいきまないようにすることも大切です。便秘で排便時に強くいきむと、腸の傷口に負担がかかり、出血する可能性があります。
●血をサラサラにする薬を服用している場合は、必ず医師の指示に従い、服用を再開するタイミングを確認しましょう。
発熱や腹痛が続く場合の対応:医療機関を受診すべきタイミング
内視鏡検査後に発熱が起こる理由
検査後に軽い発熱が見られることはありますが、通常は一時的なものであり、数時間から1日程度で自然に解熱することが多いです。しかし、発熱が長引く場合や高熱(38℃以上)が続く場合は、腸や胃の炎症、感染症の可能性があるため注意が必要です。
発熱の原因
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腸内の細菌感染
内視鏡検査の際に、腸内に存在する細菌が血液中に入ることで、一時的に発熱することがあります。通常は軽度で治まりますが、高熱が続く場合は抗生剤が必要なこともあります。 -
穿孔(腸に穴が開く)
非常にまれですが、内視鏡の操作によって腸壁が傷つき、穴が開くと強い腹痛とともに発熱が起こることがあります。この場合、すぐに手術が必要になることもあります。 -
遅発性の炎症
胃や腸の粘膜に小さな傷ができたことで炎症が起こり、時間が経ってから発熱や腹痛が出ることがあります。
内視鏡検査後に腹痛が生じる理由
検査後にお腹の張りや軽い違和感を感じることはよくありますが、これは検査中に空気を入れた影響であり、時間が経つと自然に治ります。
腹痛が続く場合の注意点
以下のような腹痛が見られた場合は要注意です。
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激しい腹痛が続く場合:腸の損傷や穿孔が疑われるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。
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腹痛とともに高熱が続く場合:細菌感染や炎症が進行している可能性があります。
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排便がまったくない、または強い便秘が続く場合:腸の動きが停止している可能性があり、適切な治療が必要です。
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