便秘と食べ物の関係
便秘を解消しやすい食べ物や便秘になりやすい食べ物など便秘と食べ物は密接に関係しています。また、食生活の乱れや低栄養となると便秘になりやすくなるとも考えられています。特定の食べ物に含まれる食物繊維は便の材料になるとも言われています。適切な食生活を理解し正しい食事を行うことで、便秘の予防や改善をするようにしましょう。便秘を解消しやすい食べ物
便秘を解消しやすい食べ物は、水に溶けにくい食物繊維を豊富に含む食べ物といわれています。水に溶けにくい食物繊維は、不溶性食物繊維と言われており下記の食べ物などに豊富に含まれています。- 海藻類
- わかめ
- 昆布
- きのこ
- キクラゲ
- こんにゃく
- 納豆
- 大豆
- ごぼう などが該当します。
不溶性食物繊維が豊富な食事を撮ることで、便通がよくなり便秘の予防や解消をすることが見込まれます。しかし、便秘の原因が大腸がんなどの消化器疾患の場合もあります。継続的に便秘が続く場合には、何らかの消化器疾患の可能性もありますためお近くの消化器内科クリニックにご相談ください。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維とは、水に溶けにくい食物繊維のことをいいます。穀類・海藻類・きのこ類・甲殻類などに多く含まれていると言われています。食物繊維は、胃や腸で水分を含むと膨らむことが知られており、その膨らんだ食物繊維が腸の蠕動運動を促します。腸が便を押し出す運動である蠕動運動が活発になることで、便通が改善され便秘の予防や解消に繋がります。
便秘になりやすい食べ物
便秘になりやすい食べ物は、過剰な肉類と言われています。一般的に、タンパク質を多く含む肉類は腸でほとんど吸収されることで便になりにくい食べ物であると言われています。便になりにくい肉類を食べることで便の量が減り、腸が便を押し出す運動である蠕動運動が低下します。また、肉類の食べ過ぎは腸内環境を悪くすることも知られており、腸内環境が悪くなることで便秘になりやすい環境ができることも言われています。しかし適度な肉類は、便通を改善するとも言われていることから、適量の肉類の摂取が大切となります。
便秘とは
便秘とは、服薬や浣腸しないと便が出ない状態・排便後もすっきりせず残便感が残る・いきんでも便が少量しか出ない状態をいいます。便秘は、日常的に便秘をされる方も多く軽視されやすい病気ですが、大腸がんなどの消化器疾患が原因で便秘になっている可能性もあります。また、適切な治療をせずに市販薬に頼って便秘を解消していると、慢性的な便秘になる可能性もあります。些細なお悩みでも、消化器内科専門医に便秘の悩みをご相談ください。便秘のチェックシート
| 便秘しやすく、慢性的に長期間続いている | ◯or✖︎ |
|---|---|
| 服薬や浣腸しないと便が出ない | ◯or✖︎ |
| 便秘の販薬が効かなくなってきた | ◯or✖︎ |
| いきんでも便が少量しか出ない | ◯or✖︎ |
| ウサギの糞のようにコロコロと小さくて硬い便が少量しか出ない | ◯or✖︎ |
| 便が硬く出しにくい、排便に時間がかかる | ◯or✖︎ |
| 便秘でお腹が張る | ◯or✖︎ |
| 下痢にならないと便秘が解消しない | ◯or✖︎ |
| 慢性的な便秘あり、切れ痔やいぼ痔になった | ◯or✖︎ |
1つでも当てはまる方は、便秘に該当する方です。便秘は放置されやすい症状ですが、重篤な病気が原因で便秘になっている可能性もあります。市販薬などでご自身で判断・治療することなくお気軽に当院までご相談ください。
大腸がん
大腸にできるがんのことを大腸がんといいます。大腸がんは初期症状がほとんどない病気と言われていますが、大腸がんや大腸ポリープが肥大化すると便の通過が妨げられて便秘や残便感が生じることが知られています。便通異常は単なる体調不良と判断されてしまうこともありますが、消化器疾患である可能性もあります。便秘の症状が続くようでしたら早めにご相談ください。
便秘の検査方法
便秘の原因は、消化器の病気・食物繊維不足・ダイエットなどの食生活の乱れ、運動不足、水分摂取の不足などと言われています。そのため、便秘の原因を正しく検査・診断することがとても重要となります。当院では、医師の判断で消化器疾患の可能性がある方には、大腸カメラ検査を推奨させていただく場合があります。便秘の原因を正しく診断するために、池袋にある医療法人アイメッド 池袋ふくろう消化器・内視鏡クリニックまでお気軽にお問合せください。
大腸カメラ検査
大腸カメラ検査とは、先端にカメラが付いた内視鏡スコープを挿入し、直腸から盲腸までの大腸全域の粘膜を直接観察できる検査です。微細な病変の発見と緻密な観察が可能であり、組織を採取(生検)して多くの疾患の確定診断に繋がります。また前がん病変の大腸ポリープをその場で切除して将来の大腸がんを予防することができます。大腸カメラ検査の特徴
特徴1:熟練した医師が全ての
内視鏡検査・手術を行っています
特徴2:院内下剤の個室7部屋・
トイレ4室・トイレ付完全個室1部屋
特徴3:女性に配慮した
女性用更衣室をご用意
特徴4:ストレッチャーに寝たまま
リカバリールームへ移動
特徴5:安心できる
個別リカバリールームをご用意
特徴6:検査中に発見された
大腸ポリープの切除可能
特徴7:苦痛や不快感を最小限に
するための鎮静剤、最新の内視鏡スコープを導入
特徴8:検査中、検査後のおなかの張りを軽減するための炭酸ガス(CO2)送気装置完備
特徴9:大学病院レベルの検査を
可能にした最新内視鏡システム「EVIS X1」導入
特徴10:胃カメラ・大腸カメラの
同日検査可能
特徴11:日曜も大腸カメラ検査が
可能
特徴12:早朝の内視鏡検査
特徴13:池袋駅35番出口より
徒歩3分
サンシャイン60通り沿いにあるクリニック
便秘の予防や治療は当院へ
便秘は食べ物と密接な関係があります。しかし、便秘は食生活だけが原因ではなく消化器疾患の可能性もあります。ご自身で便秘の原因を判断をしていると、便秘の悪化や大腸カメラの病気が悪化する場合もあります。些細な症状でも池袋駅35番出口より徒歩3分 サンシャイン60通り沿いにある医療法人アイメッド 池袋ふくろう消化器・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。この記事の監修者
理事長・院長の柏木宏幸です。男3人兄弟の末っ子です。練馬区と板橋区が地元で、池袋は自転車でよく遊びに来ていたので、とても思い出深い地です。大学卒業後、沖縄での初期研修時に尊敬する恩師と出会い、内視鏡の基礎を学び内視鏡医となることを決意致しました。その後、大学病院、市中病院、訪問診療で勤務し仲間達と切磋琢磨すると共に、尊敬する先輩方にご指導賜り育てて頂きました。地域の方々が安心できる医療を提供することが私の使命であると思っております。
実はわたし、胃腸が弱いんです。最近ではお腹が痛くなることは少なくなりましたが、たまにくる激痛に鳥肌が立ちます。「胃が痛い」「下痢・便秘・血便が出る」などの症状があっても仕事や子育てが忙しくて受診できない方がたくさんいらっしゃると思います。
そのような方々でも仕事の合間やお休みの日に気軽に健康や病気のことを相談できるクリニックでありたいと思っております。また更なる検査や治療が必要な際には、速やかに高度医療機関へご紹介できるよう整えていますので、是非ご来院ください。
略歴
- 埼玉医科大学 医学部医学科 卒業
- 沖縄医療生活協同組合 沖縄協同病院 初期臨床研修
- 東京女子医科大学病院 消化器病センター
- 独立行政法人国立病院機構横浜医療センター 消化器内科 (東京女子医科大学消化器病センター医療練士)
- 社会福祉法人恩賜財団済生会支部埼玉県済生会栗橋病院 消化器内科 (東京女子医科大学消化器病センター医療練士)
- 東京女子医科大学病院 大腸・IBDセンター
- 医療法人八重瀬会 同仁病院 消化器内科 (東京女子医科大学消化器内科助教)
- 医療法人財団中山会 八王子消化器病院 (東京女子医科大学消化器内科助教)
- 医療法人財団青空ホームクリニック くじら在宅クリニック
保有資格
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 内科認定医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 一般社団法人日本病院総合診療医学会 認定病院総合診療医
- 難病指定医
- がん診療に関わる医師に対する緩和ケア 研修会 修了
- PEG・在宅医療研究会 修了証
所属学会
- 日本内科学会
- 日本病院総合診療医学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本消化管学会
- 日本炎症性腸疾患学会




