予約から会計までの流れ
Step1ご予約
Web予約、LINE予約、電話予約
※予約なしで直接ご来院いただいても大丈夫ですが、事前にWeb予約、LINE予約、電話予約をしていただくと待ち時間を最小限にしたスムーズな診療が可能になります。
Step2来院
持ち物:保険証、お薬手帳(お持ちの場合)
保険証、お薬手帳(お持ちの場合)を受付に提出し、問診票をご記入ください。
Step3診察
症状などお気軽にご相談ください。
Step4診断・治療
診断~会計まで、主に下記の3パターンの流れになります。
① お薬の処方のみ
→お会計後、薬局でお薬を受けとって終了となります。
② 当日可能な採血、レントゲンなどの検査結果後に治療方針決定
→検査結果説明後、 ・内服処方のみの場合はお会計後、薬局でお薬を受け取って終了となります。 ・精密検査が必要と判断した場合は、高度医療機関へご紹介します。
③ 予約にて後日の検査が必要(胃カメラ、大腸カメラなど)
→胃カメラや大腸カメラなどの後日検査が必要な場合は、患者さんの意思も確認しながら日程、治療方針を決めていきます。
「かかりつけ医」の3つの役割
01患者さんが健康に
関することを相談できる
自分の健康のために、体調不良や健康に関する不安を相談できる「かかりつけ医」、「かかりつけのクリニック」を決めることをお勧めします。最近血圧が高い気がする、甘いものを食べすぎて糖尿病が心配、家族がかかったことがある同じ病気に自分もかかるか心配など、どのようなことでも是非気軽に相談してください。治療が必要な病気を見つけることができ、早期に治療を開始することで、重症化を防げます。
病気によっては、今の生活を変えなければいけなくなるほど、治療に専念しなければならないものもあり、そうなる前の予防医療が重要だと考えています。そのためにかかりつけ医がいることで、カルテに今までの治療経過、処方記録などが残り、アレルギーのあるお薬などの把握も可能になり、一貫した治療を受けることができます。
02症状に応じて医療機関を紹介できる
診察の結果、より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、連携している地域の高度医療機関を紹介し、速やかに適切な医療を受けて頂く必要性が出てきます。高度医療機関に初診で受診することができるか問い合わせしたことがある方もいらっしゃると思いますが、高度医療機関に初診で受診する際は、基本的に紹介状の持参をお願いされます。
高度医療機関によっては、紹介状がなくても受診することができる場合もありますが、患者さんには紹介状の役割をぜひ知って頂きたいと思います。紹介状の役割は、かかりつけ医からの今までの病歴、内服歴、高度医療機関を受診するに至った現在の症状など必要な情報を記載し、医師同士が情報を共有することで、患者さんに必要な精密検査、治療の流れをスムーズにします。
初診で高度医療機関にかかりたいと思ったときに、紹介状の持参を求められてから、さらにクリニックを探すことにならないように普段から症状を相談できる「かかりつけのクリニック、医療機関」をもつことをお勧めします。
03病気の予防や早期発見・早期治療につながる
これからは予防医療がより重要になる時代です。当院は予防医療の普及、特に内視鏡(大腸カメラ、胃カメラ)の普及による胃がん、大腸がんの罹患数、死亡数低下を目指しております。多くの「がん」はsilent killer (サイレントキラー)です。silent killerとは、症状や危険を自覚することなく放置された結果、病気が進行し、ある日突然命に関わる病気となることです。
胃がん、大腸がんも同様です。血便や下痢などの症状が出現したときには、すでに胃がん、大腸がんを発症していることが多いです。そのため、無症状のうちから予防検査と前駆病変の治療が推奨されます。近年、医療技術の進歩と共に死因も変遷しており、その過程の中で予防医療に力を入れることでより健康寿命を延ばすことができると考えております。健康寿命を延ばすためには、10年先の自分を想像して逆算して、今した方が良いことを考える必要があります。それは勉強や貯金、美容など全てに通ずることです。
特に生活習慣に関連すると言われる糖尿病(インスリン非依存)、高血圧、大腸がん(家族性のものを除く)などは、食習慣や運動習慣の見直しであったり、早期からの治療介入で安定した状態で長期的にコントロールできるものもあります。胃がんに関しても、ピロリ菌が関連していることが多いため早期の検査により、治療(除菌)することで胃がんのリスクを軽減させることが可能です。
糖尿病、高血圧、胃がん、大腸がんなど多くの病気は身体に不調があっても、家事や仕事のことで忙しくて受診できないまま放置して、症状がはっきりとある状態で受診するときには、すでに病気がかなり進行していることが多々あります。私は、進行している病気を治療する過程で、患者さんがご自身の病気と向き合うこと、今までの生活リズムを変えたり、職場との調整、家庭の中でご家族の心配など、大変さは何度も目の当たりにしてきており、やはり予防医療をもっと浸透させたいと思うことが多々ありました。
まだまだ動けるけど、身体の不調を感じている時は、身体からの大事なサインだと思って、まずは医療機関を受診して頂きたいと思います。特に、当院は消化器内科医、内視鏡専門医としての専門を活かして胃カメラ、大腸カメラの普及を目指しています。日本人のがん罹患数(男女総数)第一位は大腸がん、第三位は胃がんです。
いずれも死亡数も高い状況であります。予防医療が推奨されていますが、消化器の分野ではまだ予防医療が十分に普及されていません。大腸がん、胃がんの罹患数、死亡数を低下させるためには40代から胃カメラ、大腸カメラを行うことが推奨されます。特にご家族で大腸がん、胃がんに罹患したことがある家族歴のある方は、早めの検査をお勧めします。
胃カメラによるピロリ菌の評価、早期治療により将来胃がんになる可能性を低下させることができます。大腸カメラによって、前駆病変である大腸ポリープを切除し、大腸がんになる可能性を低下させることができます。血便や便秘などの症状がある方ですと、すでに大腸がんを発症している可能性もあり、早急な医療機関受診が必要です。
大腸がん、胃がんの罹患数、死亡数を減少させるために、できるだけ多くの方の大腸がん、胃がんの早期発見・早期治療に努めて内視鏡の普及を目指します。